ベクタレイヤプロパティ

このダイアログではベクタレイヤに対する設定とプロパティを利用できます。ここには7個のタブがあります:

シンボロジ
ラベル
属性
一般情報
メタデータ
アクション
グラフのオーバーレイ

シンボロジ

レイヤに対するシンボロジを変更する場合、作業したいレイヤの凡例エントリをダブルクリックするとダイアログが表示されます.

このダイアログではベクタレイヤのスタイルを指定できます.選択されたレンダリングオプションによって地物群を分類することもできます.

凡例タイプ
QGISはベクタ地物表示を制御するための多くのシンボロジレンダラをサポートしています。現在は以下のレンダラが利用可能です:
新シンボロジー
レイヤの描画に新しいシンボロジーを利用したい場合は ボタンをクリックしてください.
ベクタ透過性
QGISではそれぞれのベクタレイヤに透過性を指定することができます. これはスライダを動かして指定できます. この機能は多くのベクタレイヤを重ね合わせ表示する場合にとても便利です.
スタイルの保存
レイヤの描画スタイルを定義した場合レイヤスタイルを別ファイルとして保存できます(*.qmlで終わるファイル名で).ボタンをクリックするとこの機能を実行できます.言うまでもなく ボタンで保存したレイヤスタイルファイルをロードできます.
もしあなたがあるレイヤがロードされる時はいつも特定のスタイルを利用したい場合はボタンをクリックするとスタイルを既定値にできます. さらにあなたが変更したスタイルに満足できなかった場合はボタンを使うと既定のスタイルに戻すことができます.

ラベル

ラベルタブでは地物のラベル表示やフォント、配置、スタイル、アラインメント、縁取り(バッファリング)などラベル表示に関する様々な設定を行うことができます.
チェックボックスをチェックするとラベルを表示できます.
基本ラベルオプション
ラベルに表示するフィールドを選択して下さい.

フォントと色を設定するためにはボタンを選択して下さい. さらにテキストラベルの角度と配置方法を設定することができます.

もしラベルが複数行にわたる文字列の場合をチェックしてください. QGISは本物の改行コードをラベルフィールド中でチェックして、それにしたがってラインブレークを挿入します.本物の改行コードはシングルキャラクタの\nです(バックスラッシュ\と文字nのような2個の分割されたキャラクタではありません).

配置
ラベルの配置を変更する場合 グループにあるラジオボタンを選択して下さい.
フォントサイズ単位
では を選択できます.
バッファラベル
ラベルをバッファするとはラベルを目立たせるために背後に取り囲む描画をすることを意味します.ラベルをバッファする手順は以下のとおりです:
  1. チェックボックスをクリックしてバッファリングを有効にします.
  2. バッファを行うサイズをスピンボックスを使って指定します.
  3. をクリックして色を選択します.カラーセレクタで利用したい色を選びます.必要ならばバッファの透過度を指定することもできます.
  4. をクリックすると変更状況を地図で見ることができます.
注 もしそのほうがよければバッファのサイズを地図上の単位で指定することも可能です.
データで定義された配置,プロパティ,バッファ,位置
タブの残りのエントリーはラベルの見かけをレイヤの属性値を使って制御します. で始まるエントリはラベルのためのすべてのパラメータをレイヤのフィールドの値を利用します.

属性

タブでは選択されたデータセットの属性を操作できます. ボタンはデータセットが編集モードの時に利用できます. バージョン1.6以上のGDALがインストールされている場合OGRライブラリは新規カラムの追加をサポートしますが削除はできません.さもなければPostGISレイヤのカラムのみが編集可能です.

ボタンは編集モードを切り替えます.

属性タブには編集ウィジェットカラムがあります. このカラムは指定された属性テーブルカラムに追加することを許される値の定義または値の範囲の定義を行います. If you click on the ボタンをクリックするとダイアログが開き異なるウィジェットを定義できます. このようなウィジェットがあります:

一般情報

一般情報タブでは表示名やスケール依存レンダリングオプション、ベクタファイル(OGRがサポートする形式とPostGISのみ)への空間インデックスの作成と指定ベクタレイヤに対する投影法の確認や設定ができます.

またを使ってフィルター条件式を設定できます.

サブセット
ボタンを使うとレイヤの地物を条件式に合致したサブセットとして利用することができます.

メタデータ

The タブではレイヤについての型と場所、地物の数,地物の型,編集可能な項目の情報が表示されます. レイヤの空間参照系セクションでは提供されている投影法の情報がタブに表示されます. この機能はレイヤ情報を取得するすばやい方法です.

アクション

QGISでは地物の属性にもとずいたアクションを提供できます.この機能ではいろいろなアクションを使えます、たとえば地物の属性の値を引数として実行するプログラムやパラメータをwebレポーティングに発信するような機能です.
アクションは外部アプリケーションをしばしば起動したい時かベクタレイヤのうちのいくつかの情報をwebページベースで閲覧したい場合便利です. 例は属性の値を利用して検索を実行しています.

さらに詳しい情報はユーザーガイドを参照して下さい.

アクションの利用
アクションは ダイアログから起動できます.

グラフのオーバーレイ

グラフのオーバーレイタブではベクタレイヤにグラフをオーバーレイ表示できます. この機能を有効にする時は を開いてプラグインを選択して下さい. そうするとベクタダイアログにグラフの設定を入力する新しいタブができます.

現在のグラフ機能では円グラフと棒グラフと分類された属性値に従ったグラフの大きさの線形スケーリングがサポートされています.